glafit株式会社のハイブリッドバイクGFRに関する特許です。

 817FEA33-6CC4-4E5C-BDA1-0087CAC56E2A
CC4FB797-BEED-4E46-8906-7EE0ABA45B5C

ニュースリリースより引用。

紹介動画はこちら。

glafit
さんは、  自転車と電動バイクを切替可能なハイブリッドバイク「GFR」を開発しました。

道路交通法上、電動バイクはナンバープレートを付ける必要がありますが、このままでは自転車としての利用ができません。

そこで今回の特許のポイントは、自転車として使う場合にはナンバープレートを隠すという点です。

リリースでは新技術等実証制度を利用して、この方法であれば道交法上OKということが記載されており、出願番号も載っていました。

特許出願2020-147073

図1

5DC0BBDD-851E-4AF7-94E4-10DE84CED507

図4

 40F00CED-C9D5-4B40-93C2-61F2A02A3F99

原動機の動力を使っているときは図1のようにナンバープレート11を露出させ、動力を遮断した場合には図4のように遮蔽部21で隠します。

請求項1は以下のとおりでした。

原動機によって駆動可能な車両のナンバープレートを遮蔽するように動作可能な遮蔽部と、

前記原動機の動力が遮断されていないとき、前記遮蔽部による前記ナンバープレートの遮蔽を不可とし、

前記原動機の動力が遮断されているとき、前記遮蔽部による前記ナンバープレートの遮蔽を可能とする制御部と、

を備える、遮蔽装置。

の請求項1に対し審査官上谷公治さん)は拒絶理由がなく、特許メモを作成して特許査定としました。

2021年1月6日に特許公報が発行されています。

特許メモを引用します。

参考文献には、本願の請求項1に係る発明における「前記原動機の動力が遮断されていないとき、前記遮蔽部による前記ナンバープレートの遮蔽を不可とし、前記原動機の動力が遮断されているとき、前記遮蔽部による前記ナンバープレートの遮蔽を可能とする制御部」について記載も示唆もされていない。

まあ課題が新規なので、このようにナンバープレートの遮蔽を原動機と連動させるということは誰もしていなかったのだと思います。

特許第806398の特許公報はこちらから。

特許メモ等こちらの「経過情報」から。